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「フルーツトマト(華小町) 」  千葉県香取郡栗源町 林 完治さん

フルーツトマト(華小町)

糖度8パーセントという格別に甘い、デザートのような華小町を生産している
林 完治さんのお宅に伺い、そのスウィートトマトのかわいい姿をリポートしたいと思います






トマトは路地ものであれば夏がシーズンですが、林さんの箱入り娘と言えそうなこのトマトはハウスでじっくりゆっくり育てられるので、ちょうど今頃がシーズンの始まりです。

私が伺った時が9月中旬のちょうど採れ始めの時期で、9月末から来年の梅雨頃までは食べ頃で、その中でも一段と美味しくなるのは3月,4月なのだそうです。

その時期により、味わいが変わるそうなので、毎月食べてみると、自分好みの味の時期が見つかるかもしれません。




フルーツの甘さの基準で糖度がありますが、トマトでもこの糖度が食味の重要なポイントなのです。

普通のトマトの糖度は大体4度程度で、みなさんが「甘くて美味しい〜」と感じるのは大体6度ぐらいのもの。
この華小町は何と8度!
いかに甘いかお解りの事でしょう。

「でも甘いだけでは食べた気がしないわ」と言う方。
林さんのトマトは甘さだけではなく
あのトマトの特有の美味しさである酸味や
青い香りもさわやかに生きているので
そんな物足りなさもありません。


この華小町の可愛いらしいルックスや美味しさのためには化学肥料の力が不可欠です。
その為、完全無農薬ではなく、自然野菜のカテゴリーとしては減農薬・減化学肥料野菜の分類とされます。
窒素肥料は通常の2割から3割にするなど最低限に留め、そしてその代わりに、
林さんは他の部分でいくつかの努力をされているのです。



天井のガラスをあけたり締めたりで温度や日差しを調節します。

まずは気温の管理。
トマトは温度にとても敏感で、この温度の調整が味・色・形に影響するといわれています。

あまり急激に温度を上げないでじっくり育てることが基本とおっしゃる林さん。
ハウスの温度を日中25度程度に保ちます。
日中の温度を高くすると、早く成長するので、たくさん採ることはできますが、確実に味が落ちてしまいます。
そればかりか、高温になり過ぎると色ばかりが先についてしまい中身が青いままになることも。

そして夜は、通常のトマトは10度程度にされますが、林さんは13度と少し暖かめに。
夜温度を高くすると花粉の出がよくなるのだそうです。
林さんの華小町は蜂が花粉を交配し実を付けるので、花粉が多いと蜂がお仕事をしやすくなるという訳です。

そしてつやもよくなります。
トマトにとってつやも大きなセールスポイントですから。




トマトの花には蜜がありません。
そのため蜜蜂ではなく、花粉集め専用の蜂が使われます。



冷暖房完備の蜂の巣箱


トマトの花は黄色いのです。



かごを引きながら、一個一個手で丁寧に収穫します。
1160坪ある林さんの畑のうち、560坪がこの華小町のハウス。
大変な量です。 (笑顔もトマトと同じく可愛〜い。)



収穫の風景。

その他、陽の光がトマトに十分当たるよう茎を細めに栽培する、養分を取るための重要な役割を果たす葉を最後まで取らないなど、できる限りトマトの最適環境を作ります。

収穫するには葉が無いほうが楽なので、通常は取るのですが、美味しさを守るためにあえて残しているのだそうです。

このようにたっぷり愛情をかけられて
華小町は赤く美味しく成長します。

トマトが嫌いなお子様も美味しく食べられるこの甘さをぜひ体験してみてください。

 



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