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「里いも 」  千葉県成田市 富沢 勇さん

子孫繁栄と豊作の象徴 歴史の古い里の芋

種芋から小芋、孫芋とどんどん増えることから、子孫繁栄や豊作の象徴とされ
日本の各地でサトイモを使った行事が行われています。

山形県や宮城県で有名な『いも煮会』。これも秋の豊作を祝うイベントのひとつなんですね。
お正月にいただくのもそういう理由からでしょう。

そんなサトイモの産地は関東地方と九州が有名。
今回はそのサトイモを完全無農薬で栽培している富沢 勇さんの畑でお話しを伺いました

原産地はインド〜インドシナ半島のこのサトイモ。
日本に渡ってきたのは稲よりも古く
縄文時代にはすでに栽培されていた
歴史の長ーいお芋なのです。

山に自生する山芋に対し
里で栽培されるのでこの名前が付いたと言われます。

ハワイやポリネシアでよくあるタロイモも同じ仲間なのです。

サトイモと一口に言ってもその種類の数は非常に多く
タロイモもサトイモの仲間なのです。






完全無農薬と言っても、肥料は、必需品。
そこで富沢さんは、自家製の肥料を使っています。

意外や意外、肥料の一部となるのは文明の利器である 飛行機が飛び交う成田空港から生まれるもの。
それは、雑草。

成田空港の一回の草取りで取れる雑草の量は、約1トン近く。
その一部が富沢さんの畑に運ばれます。
北総の肥沃な土に、この成田空港生まれの雑草達を加え、さらに米ぬか、骨紛、キチンキトサン豊富なカニ殻などと混ぜ、3年程熟成させます。  

一見工事現場のようですが
この土がその栄養満点のホームメイド肥料なのです。

最初はそれぞれの形がわかるほどですが
3年経過したものは、驚くほどさらさらなのです。
ハンドメイドの肥料を得たミネラルたっぷりの土でサトイモは育ちます。






サトイモの成長に一番重要なことは乾燥させないこと。

今年は暑く、土が乾燥しがちだそうで
伺ったときも、スプリンクラーでお水をかけているところでした。

この水にもこだわりがあり、地下60メートルの天然地下水を使用。

栄養たっぷりの土の中で
この地下水を吸って根が大きくなるのですから
このサトイモは美味しいはずですよね。



サトイモは、種芋を地植えし、約40日で芽が動き
その芽が土の表面に出てしまうと日に焼けてしまうので
その芽を1本1本手で切ります。

それから2週間ぐらいから育ち始め、そのまま成長を待ちます。

収穫時には1株から約1キロのサトイモが採れます。

品種数も多く、毎年いろいろな種類を試し
その種類の中から、自分の土地に合うものを見つけ
そして育てている過程の中で新しい生育法を学んで行くとのこと。

みなさんに一番美味しいものを届けるために
日々勉強と富沢さんはおっしゃいます。        


これは石川早稲(いしかわ わせ)という品種。
ゆでて塩を振るだけでも美味しい素朴で淡白な味わい。



これはお芋自体の根を切る毛羽取り機。
ここで根っこをある程度取り、泥が完全に取れない程度に洗います。

生産者である富沢さんはいつもどんな風にサトイモを召し上がっているのか尋ねたところ
そのまま塩茹でや、お味噌汁の具、そしておでんとのお答え。

おでんと言っても、具にするまでもなく、おでんの素でサトイモを煮ちゃえばいいそうです。
外側に味がしみて、中は火が通ったぐらいの少し白い・・・
そんな状態が一番美味しいそうです。

低カロリーなのも魅力のこのサトイモぜひ一度お試し下さい。

スーパーマーケットなどでは皮が剥かれて売られているものが多いのですが
そのほとんどは漂白剤などの薬品で変色を防いでいると言われています。

滑って皮をむくのは大変ですが、美味しさの為にも、身体の為にも
富沢さんの泥付きを選んでくださいね!

 

 


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