「大根」  千葉県成田市 林 勝雄さん
大根 おろしたり刻んだりいろいろな顔をもつ名役者

今日畑を訪問させていただいた林さんは、青首大根の生産者です
  練馬、三浦、聖護院、桜島、守口、青首といえば何のブランド?
ラディッシュ・貝割れとくれば、もうお解りですね。 全て大根の種類の名前です。
色も形も調理方法もバラエティに富んでいる大根。
それだけに日本での作付面積・生産量ともトップのお野菜なのです。

現在スーパーなどに並んでいるのもこの青首大根 (ちなみに練馬・三浦は白大根) が主流で、季節を問わず一年中出回っています。

ここ林さんの畑でも7・8・9月の暑い時期を除きほぼ通年出荷されています。

今年は、秋雨前線の停滞による秋の長雨や日照不足 そこに大型台風の上陸により、かなりのダメージを受けてしまい 林さんの大根も4割も出荷できない状態を迎えてしまいました。

それでもお邪魔したときは立派な葉が青々と茂っている畑もありひと安心。

通常、ちょうど今頃出荷する予定の大根は、夏に種を蒔き栽培されます。
普通の夏場でも林さんは暑さ対策に神経を使っているのですが 今年の異常な暑さは過去に例がない程林さんを苦しめ ようやくの落ち着き、出荷を目前にした時に 台風に当たってしまったという訳なのです。
自然を相手にするということはこういう現実にも多々直面しなければいけないことだと実感しました。

本来の大根の旬は、12月の霜の降りるころ。
甘味の多い美味しい大根になるのです。 温度が高いと地面の虫が増え、土の中の実に被害を与えます。

そこで、林さんの畑では シルバーコートなる便利なものを利用されていました。
大きな薄いビニールシートの表面をシルバーコーティングされ 裏には黒い特殊コートを施したもの。 そのシルバーのコートが虫を避け 特殊コートで暑さを防ぐという優れものです。
(ただ今年の異常気象にはこれでも万全とはいかなかったようですが・・・。)

あぶらむしなどの害虫は、このシルバーの反射を嫌います。  
※虫も付き易く、お薬も掛けられないハーブなど植木には土のところにアルミ箔を敷くと、虫がこなくなるといわれています。付く前に敷かないと駄目ですが。

さて、大根はどのような過程を経て私たちの食卓に上るのでしょうか?

まず、最初から丸く穴が空いたシルバーコートを地面に敷いて その穴に種を数粒蒔きます。
そうして少し成長したところで、間引きし1本の苗にします。 (手作業だそうです。涙)

完全無農薬・無化学肥料栽培なので、過度な手入れはせず 温度調整をする程度で見守り、約2ヶ月後に手で一本一本収穫します。
(無農薬の畑なので、モンシロチョウがたくさん飛んでいました。林さんは頭を悩ませている害虫のひとつです。)

大体種から収穫までに3ヶ月程度掛かり、一度に収穫するので その出荷の状況を見て時間差で植やしていくそうです。
(出荷数は1回の収穫が1000本分)


林さんのところでは、抜いてすぐに葉っぱ付きで出荷しています。
この葉っぱにはたくさんの栄養素が含まれていて 少々しんなりしても一度湯がいて炒めるととても美味しくいただけます。

そして葉っぱ付きは新鮮なものである証です。 葉っぱは傷みが早く、見た目にも古く写ってしまうので 収穫後時間が経過して店頭に並ぶ通常のスーパーは それを避けるために葉っぱを切り落として販売するのだそうです。
後は、大根自体の養分を葉っぱが吸い取ってしまうので 大根自体の味も落ちてしまうことも考慮した上なのでしょう 。

はにー★びーでは、獲ったその日にそのまま発送。 だから葉っぱ付きでの販売がOKなのです。

技が下手な役者を、「大根役者」と言いますが
大根は、どんな食べ方をしても当たらない(中毒にならない)ことから
(当たらない役者)来ているそうです。

あの独特の辛味は、胃液の分泌を促し、腸の働きを整え、痰をきる効果があるので、
胃の調子の悪いときや セキが出るときにお薦めです。

漬物や切り干しなどの保存の加工も行われ、多様に利用できるので
日本人の食生活に欠かせない地位を築いたのでしょう

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※収穫時期ではない場合もございます。ご了承ください。

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