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| 「EM菌栽培 こしひかり」 千葉県香取市 平山 豊美さん |
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ケイティ:EM菌が実際にどういうものなのか、初めて聞くので教えていただけますか? ケイティ:普通のお米とは作り方が違うのですか? 平山さん:行程は同じだけど、化学肥料を使う代わりにEM菌ぼかし肥というのを使うんです。 ぼかし肥というのは、糠に、EM菌・糖蜜・魚粉などを混ぜたものなんです。 それで有機栽培をするというわけです。 ケイティ:その菌が繁殖すると何らかの効果があるということなんですね? 平山さん:そう。その菌が土壌を改良して、元気な土にするんです。 ケイティ:このEM農法をいつごろから始められたのですか? 平山さん:10年ぐらい経ちますね。8年間使ってやっと定着してきました。 ケイティ:そのきっかけは? 平山さん:昔から親父が進んだ農法をやってまして。 炭を撒く電子農法を仲間と実践してたんです。 平山さんのお父様:あれは、昭和49年頃に本当の有機栽培を試みようと電子農法を始めてね。 ケイティ:撒く炭というのは、木炭、竹炭とかですか? 平山さん:いや。炭粉末、土壌改良炭です。 田んぼに蒔いて一回埋めて土を浄化還元するんですよ。 ケイティ:お父さんが炭を蒔いた田んぼと平山さんが今EM菌米を作っている田んぼは同じなんですよね? そうすると、EM菌が定着する前に、お父様が土をキレイにしていたということも相乗効果なのでしょうね。 平山さんのお父様:私は最終的には失敗してしまったから。 作物自体は立派にできたんだけどね。 有機農法で作った米が身体にいいと解かっていても、見栄えが悪いと消費者は買ってくれなかった。 とてもとても採算が取れなくて。 ケイティ:お父様がその電子農法を始められたきっかけは何だったのですか? 平山さんのお父様:一緒に農作業していた家内が身体を悪くして、私も調子が悪いのが続いて、それは化学肥料が影響していたことに気づいたんだ。 そこで勉強して炭で土壌を改良したり、水の改良をして健康を取り戻したんですね。 それで米も作ったのが、さっきも言ったけど受け入れられなかった。 水の改良というのは、電子の水(マイナスイオン水)のことで、機械で分解してこの水を作っているんです。 今でもこの水は作っているんだよ。 ケイティ:マイナスイオン水は今ではポピュラーですが、その頃は珍しかったんでしょうね?早すぎたというか。 でも、この先人の智恵もプラスされて今があるのですから、報われなかった時期や人は必ずしも無駄では なかったということですよね。私が言うのも何ですが。 平山さん:これから報われるといいのですが。 去年は買ってくれる人がいたけど、今年はわからないし。 ケイティ:一年かかって出来るものが決まった購買者が見込めないというのは 生産者側にとっては不安ですね。 購買者の方にも意識を変えてもらわないと・・・。 逆に数が増えても大丈夫なのですか? 平山さん:今年はこの分の販売を想定していなかったのですが、来年は大丈夫ですよ。 新米は予約でお願いしたいと思います。 ケイティ:お米の種類は何ですか? 平山さん:こしひかりです。 ケイティ:田んぼを見せていただけますか? 平山さん:では行きましょう。 平山さんにスクーターで誘導していただきながら、車が通れるギリギリの細い道をどんどん進むと、目の前には電線がひとつもない、広い里山と田んぼが広がりました。 カエルの声が聞こえ、鳥がたくさん飛ぶ光景は、日本の田園風景とはこれなんだろうな・・・と感じました。車で入るのが申し訳ない気がしました。 田んぼに到着すると、平山さんは、その田んぼに注がれている水源にコップを当てて、水を汲んで飲んでいました。 ケイティ:これは、農業用水ではないんですか? 平山さん:これはこの山の湧き水です。 後ろを指差すとそこは、日差しにキラキラ揺れる林でした。 湧き水というには、少々勢いがありすぎるぐらい水量で、そのキレイな水は、平山さんの田んぼに悠々と流れていきました。 ケイティ:これはいつ頃植えたんですか? 平山さん:ちょうどゴールデンウィークの時ですね。 ケイティ:収穫は? 平山さん:大体8月終わり〜9月頭ぐらいですね。 ケイティ:大変なことはなんですか? 平山さん:EM菌は機械で撒けないので、背負って手で撒くんです。全部。 重いから大変ですね。 ケイティ:そういう部分もアナログ的感覚を切り離せないんですね。 田んぼにカルガモのつがいを発見。 ケイティ:カルガモが害虫を食べるんですよね。カルガモ農法ですね。 平山さん:うん・・別にカルガモ農法ではなくて、どこかから飛んできてるんですね。 ケイティ:え?野生ってことですか? 平山さん:そうそう。飼っているわけじゃないのに仕事してくれているんですよ。(笑) もうちょっと経てば、親子カルガモが見られるかも。
平山さんとEM菌仲間の高木さん。 |
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このナチュラルな環境で美味しくないお米が出来るわけが無い・・と感じる景色でした。
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