Vol.847


 2008年7月28


昨晩は、久しぶりに1冊の本を読破しました。そんな大げさなことではないのですが、そのタイトルは「日本の「食」は安すぎる」という本です。書いた人は山本謙治(講談社+α新書)という人です。

副題は「無添加で日持ちする弁当はありません」です。なかなか面白かったです。
批判本と言うより自らの食に関わった体験を通しての、食の有り様が現状のままでいいのかという事が書かれています。「買ってはいけない」と言った批判、摘発本と違って面白く、かつ素直に読み切ってしまいました。

わたしも常々価格とは何なのか、安売りはおかしいと思っていたので同感の部分が多く、なんとなく納得できることばかりでした。わたしの場合は、100円ショップでは買わない。ディスカウントショップには入らない。それは、その商品の原料、作り労力、運ばれた運賃、フードマイレージなどを考えるととてもそんな値段ではできない。と思うからです。

私の連れ合いは違います。たまのお出かけの時はいつの間にかバーゲン品の方に引っぱられてしまうのです。そんな時は「物を買う時に、そのものを作った人のことを思え!自分で作ることを考えてそれに見合うだけの値段なのか。原材料と労力を思い適正価格なのか考えて行動すべきだ!」と説教するのですが、、、、。あまり効果がないのがわたしの悩みです。(これは余談)

わたしも農業をしながら自らいろいろなものを素材から作ります。例えば味噌、や菜種油など種まきから収穫、加工と作っていますが、スパーに並ぶあの安売り値段は作り手として、不可能です。では何故その値段で売られているのか、と考えると買わない方がいい、となってしまうのです。

著者は、大学時代から自ら種を蒔き、育て、大豆を収穫した。それがバケツ一杯の大豆でそれを半日かけて豆腐にしたら5丁の豆腐しかできなかった。この時以来豆腐とはとても贅沢なものだと思うようになった、と書いています。

自ら一から始めて見れば実感することです。消費者はそういうことを見ようとしない。消費行動としては見かけと価格だけが優先される現状です。

最後に著者は、国のせいにするのではなく消費者が声を上げていこう!と呼びかけています。その声の上げ方や方法などその気がある方はこの本を読んでください。私も、勉強になりました。
これは食に限らず全ての消費物に言えることだと思うからです。
・・・だから自分が共感できる商品があったら買い支えて欲しいのだ。と・・・
(書くマスがなくなってしまいました)

 



Copyright (C) 2003-2009 Honeybee Co.,Ltd. All Rights Reserved.